渋谷の聖地モジャインザハウス閉店の真相と名物ワッフルチキンの今

目次
渋谷の聖地モジャインザハウス閉店の真相と名物ワッフルチキンの今
渋谷の聖地モジャインザハウス閉店の真相と名物ワッフルチキンの今
@ creator • Click to Play Video Inline
🎵 渋谷の聖地モジャインザハウス閉店の真相と名物ワッフルチキンの今

渋谷・美竹通り沿いの階段を上がり、扉を開けると広がっていた活気あふれるアメリカンダイナーの空間。2010年代の東京カフェカルチャーを牽引し、甘じょっぱい背徳の味「ワッフルチキン」を日本中に知らしめた名店「MOJA in the HOUSE(モジャ イン ザ ハウス)」が幕を閉じてから、月日が経過しました。連日多くの若者やトレンドに敏感なクリエイターで賑わっていた同店が、なぜ突如として営業を終えたのか、今も惜しむ声が絶えません。

SNSでは現在も「あの味が恋しい」「跡地には何ができたのか」といった投稿が定期的にトレンドに浮上するなど、その影響力の大きさを物語っています。本稿では、突然の閉店劇の裏にあった構造的要因から、カルチャーの象徴だった名物料理の足跡、跡地の現状、さらには系列店の最新情報まで徹底取材と多角的な分析を通して真相を解き明かします。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:「MOJA in the HOUSE」の閉店は、コロナ禍に伴う人流激変と定期借家契約の満了、運営元「カフェ・カンパニー」の事業ポートフォリオ再編が重なった戦略的判断。
  • 要点2:サクサクのフライドチキンと焼きたてワッフルにメープルを注ぐ「名物ワッフルチキン」は、日本の渋谷系アメリカンダイナーの金字塔として今なお高い評価を獲得。
  • 要点3:跡地は渋谷の再開発エリアとして新たな展開を見せる一方、系列ブランドやインスパイア店、自宅での再現レシピを通じてそのスピリットは継承されている。

【真相追及】渋谷「MOJA in the HOUSE」が突如閉店した決定的な理由

多くのファンに惜しまれつつ2021年11月に営業を終了したMOJA in the HOUSE。行列が途絶えなかった人気店がなぜ撤退を選んだのか、その背景には外食産業を取り巻く激変と企業戦略の転換点が存在していました。

最大の要因は、パンデミックによる渋谷エリアの夜間人流の急減と、賃貸借契約の満了時期が合致したことにあります。100席を超える大箱のアメリカンダイナーとして、大人数のパーティーや夜間のバー利用が収益の大きな柱となっていました。しかし、集客スタイルの制約が長期化したことで、大型店舗特有の固定費負担が重くのしかかる構造へと変化していたのです。

さらに、運営を手掛けるカフェ・カンパニー株式会社の経営再編も決定打となりました。同社は「WIRED CAFE」をはじめとする都市型コミュニティカフェのパイオニアですが、激動の市場環境下で拠点戦略を根本から見直しました。郊外型ライフスタイル業態やサステナブルな食の提案へとリソースを集中させるなかで、大型旗艦店としての役目を終えたと判断されたのが実情です。

空前のブームを巻き起こした「名物ワッフルチキン」の魅力と当時の口コミ

店名を口にして真っ先に思い浮かぶのが、名物「ワッフルチキン」です。アメリカ南部のソウルフードであるこの料理を、日本のカジュアルな外食シーンへ一気に定着させた功績は計り知れません。

プレートの上に鎮座するのは、香ばしく焼き上げられた大判のベルギーワッフルと、スパイスを効かせてカリッと揚げた肉厚のフライドチキン。そこへ別添えのメープルシロップを躊躇なく回しかけるビジュアルは、当時のInstagramをはじめとするSNSで爆発的な拡散を生みました。甘味と塩味、スパイシーさとバターのコクが口内で一体となる中毒性の高さは、多くのリピーターを虜にしました。

当時の口コミを振り返ると、「最初は味の想像がつかなかったが、一度食べると禁断の旨さにハマる」「渋谷で買い物した後のご褒美ランチはここ一択」といった熱烈な賞賛が目立ちます。広々としたソファー席や電源・Wi-Fiを完備した居心地の良さも相まって、カルチャーの発信拠点として確固たる地位を築いていました。

旧店舗の跡地はどうなった?現在の渋谷美竹通り周辺の様子

店舗が存在していた渋谷区渋谷1-11-1 カワイビル2階は、宮下公園(現・MIYASHITA PARK)から青山方面へと抜ける美竹通り沿いの一等地です。

MOJA in the HOUSEが退去した後の区画は、立地の良さと天井高のある開放的な空間を活かし、次世代のカルチャーや食を発信する新たなテナントへと引き継がれています。周辺はMIYASHITA PARKの開業以降、ストリート感と洗練された商業施設が混ざり合うエリアへと進化を遂げ、かつてのダイナーが醸し出していた空気感を受け継ぎながら、新たな客層を呼び込んでいます。

かつて長い階段に若者たちが列を作っていた美竹通りの一角は、今もクリエイティブな熱気を保ち続けており、ダイナーがこの地に残したカルチャーの種が息づいていることを実感させます。

運営元カフェ・カンパニーの動向と気になる系列店の現在地

MOJA in the HOUSEを生み出したカフェ・カンパニーは、現在どのような展開を見せているのでしょうか。同社は創業以来、「カフェを通じてコミュニティを創造する」という理念を一貫して掲げています。

主軸である「WIRED CAFE」ブランドは時代に合わせたリブランディングを重ねており、一部の店舗や姉妹ブランドでは、かつてのダイナーメニューのエッセンスを取り入れたプレート料理やスイーツが提供されるケースもあります。また、植物性食品に特化した「Trueberry」や、地域密着型の食堂・カフェ業態など、ウェルビーイングやサステナビリティを意識したポートフォリオへの変革が進んでいます。

渋谷エリアにおいても、同社がプロデュースする複合施設内のカフェスペースや飲食拠点が複数稼働しており、空間デザインや音楽へのこだわりといった「MOJAの遺伝子」は形を変えて生き続けています。

あの甘じょっぱい感動をもう一度!自宅で作る再現レシピと都内の名店

「あの味をもう一度体験したい」という声に応えるべく、料理愛好家や元常連客の間で編み出されたワッフルチキンの再現レシピがウェブ上で高い支持を得ています。自宅で本場の味に近づけるための黄金比は次の通りです。

【簡単・本格再現のポイント】
1. チキン:鶏もも肉を使用し、オールスパイス、ガーリックパウダー、パプリカパウダー、黒胡椒で下味をしっかりつける。衣にはコーンスターチを混ぜてザクザクした食感を演出。
2. ワッフル:甘さを控えめにしたアメリカンタイプ(ベーキングパウダーで膨らませるタイプ)をサクッと焼き上げる。
3. 仕上げ:チキンの熱で溶ける有塩バターをひとかけ乗せ、高品質なピュアメープルシロップを「これでもか」というほど贅沢にかける。

また、渋谷や原宿界隈のアメリカンダイナー(「バターミルクチャネル」やブルックリンスタイルのカフェなど)でも本格的なワッフルチキンを楽しむことが可能であり、MOJAが開拓したジャンルは現在の東京グルメの定番としてしっかりと定着しています。

復活の可能性はあるのか?ファンが待ち望む最新動向と今後の兆し

ブランドとしての「MOJA in the HOUSE」復活情報については、現時点で常設店舗の再オープンという公式発表はなされていません。しかし、完全な消滅と決めつけるのは早計です。

近年の外食トレンドでは、かつて一世を風靡した伝説的ブランドが周年記念やフードフェス、ポップアップイベントの形式で期間限定復活を果たすケースが増加しています。カフェ・カンパニー自身もイベント企画や他企業とのコラボレーションに極めて積極的な企業です。

SNS上でのファンコミュニティの熱量や、平成レトロ・2010年代カルチャーの再評価が進むなかで、シグネチャーメニューであるワッフルチキンを引っ提げた限定リバイバル企画が実現する余地は十分に期待されています。

【moja in the house】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:MOJA in the HOUSEはいつ閉店したのですか?
A1:2021年11月28日をもって営業を終了しました。約7年間にわたり、渋谷を代表するアメリカンダイナーとして多くのカルチャーファンやカフェ好きに親しまれました。

Q2:名物のワッフルチキンは今でも系列店で食べられますか?
A2:現在、常設メニューとして「MOJA」と全く同じレシピを提供している系列店はありません。ただし、運営元のカフェ・カンパニーが手掛ける他店舗で限定メニューとしてオマージュ料理が登場することや、都内のアメリカンダイナー各店で同系統のメニューを楽しむことができます。

Q3:店舗の跡地には現在どのような施設が入っていますか?
A3:旧店舗が入居していたカワイビル2階は、渋谷・宮下エリアの再開発と人の流れに合わせた新たな商業・飲食区画として活用されています。

まとめ:色褪せないアメリカンダイナーカルチャーの記憶

MOJA in the HOUSEが提示したものは、単なる「美味しいアメリカ料理」にとどまりませんでした。カルチャーと音楽が交差し、誰もが思い思いの時間を過ごせるサードプレイスとしての空気感こそが、多くの人の記憶に刻まれている理由です。

実店舗としての歴史には一区切りがついたものの、ワッフルチキンという大胆な食の体験は日本のカフェカルチャーに確かな足跡を残しました。渋谷の街がどれほど姿を変えようとも、あの階段を上った先で感じた熱気と甘じょっぱいシロップの香りは、これからも語り継がれていくはずです。 (出典: moja in the house(Yahoo!ニュース)