ドラえもん絵描き歌の真相!大山版とわさび版の違いや歴代の秘密を解剖
幼い頃、自由帳やチラシの裏に「まる書いてちょん」と口ずさみながら描いた記憶は、世代を超えた国民的体験の一つです。1979年のテレビアニメ放送開始から現在に至るまで、子どもたちに愛され続ける『ドラえもん』の絵描き歌ですが、実は世代によって記憶しているメロディや伴奏、歌い手のニュアンスが微妙に異なることをご存知でしょうか。
昭和から平成、そして令和へと受け継がれる中で、絵描き歌にはどのような変遷があったのか。大山のぶ代さんが吹き込んだ伝説的な名テイクから水田わさびさんによる現代版への継承、さらには名曲を生み出した豪華な制作陣の裏話まで、知られざるエピソードを深掘りします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:絵描き歌の基本歌詞は継承されつつも、大山のぶ代版と水田わさび版では編曲やテンポ、歌唱の表現設計が進化している
- 要点2:作詞はシンエイ動画創設に関わった楠部工氏、作曲は昭和アニメ音楽の巨匠・菊池俊輔氏というレジェンド陣が手がけた
- 要点3:「6月6日」はドラえもんの誕生日(9月3日)とは無関係であり、描きやすさを追求した作詞上の工夫だった
【歴史と経緯】名曲「ドラえもん絵描き歌」はどのように誕生したのか?
日本中で親しまれている「ドラえもん絵描き歌」が世に出たのは、テレビ朝日系でアニメ『ドラえもん』がスタートした1979年のことです。当時、アニメーション制作を一手に引き受けていたシンエイ動画の立ち上げメンバーであり、名プロデューサーとして知られる楠部工氏が作詞を担当(補作詞:ばばすすむ氏)。そして、数々のアニメ劇伴を手がけた巨匠・菊池俊輔氏が作曲を務めました。
菊池氏といえば、『ドラえもんのうた』をはじめ、『仮面ライダー』や『ドラゴンボール』など昭和から平成を彩る名曲を無数に生み出した音楽界の重鎮です。シンプルで口ずさみやすく、一度聴いたら忘れられないキャッチーなメロディラインは、まさに計算し尽くされた職人技の結晶でした。アニメ黎明期の熱気の中で生まれたこの楽曲は、放送開始直後から瞬く間に全国の幼稚園や小学校へと広がり、国民的ソングとしての地位を確立していきました。
【新旧比較】大山のぶ代版と水田わさび版|歌詞・アレンジ・演出の違いを検証
多くの人が気になるのが、声優交代に伴うバージョンの違いです。2005年4月、アニメ『ドラえもん』はキャスト陣の一新という大きな節目を迎えました。これに伴い、絵描き歌も大山のぶ代さんから水田わさびさんへとバトンが渡されています。
新旧を比較した際、まず注目すべきは基本的な歌詞の構造が変わっていない点です。「まる書いてちょん」から始まり、「お豆に芽が出て」「植木鉢」「六月六日に雨ザーザー」というおなじみの流れは忠実に守られています。これは、長年愛されてきた伝統的な描き方を壊さないための配慮でした。
一方で、サウンド面には明確なアップデートが施されています。大山版は菊池俊輔氏によるアナログ感あふれる温かいオーケストレーションと、大山さんの包容力あるハスキーボイスが絶妙にマッチした、どこか懐かしい昭和レトロな仕上がりでした。対する水田版(編曲:沢田完氏)は、現代の子どもたちに合わせた明るく軽快なポップチューンへとアレンジされており、リズム感の良さとわさびさんのエネルギッシュな声質が際立つ構成になっています。歴代の変遷を聴き比べると、作品が歩んできた時代の空気感が鮮明に浮かび上がってきます。
【驚きの真相】実は誕生日じゃない?「6月6日」に隠された制作の裏側
歌詞の中に登場する「六月六日」という日付について、「ドラえもんの誕生日や製造日なのでは?」と勘違いしている大人は少なくありません。しかし、公式設定におけるドラえもんの誕生日は2112年9月3日です。
では、なぜ歌詞には「六月六日」が採用されたのでしょうか。その理由は非常にシンプルで、「数字の6」がドラえもんの顔パーツを描くのに最も適していたからです。両目の横に数字の「6」を左右対称に配置し、その下を「雨ザーザー」に見立てた波線で結ぶことで、特徴的な白い頬のふくらみと青い輪郭が一瞬で完成します。
子どもが直感的に形を捉え、迷わずペンを動かせるようにという、作詞陣の実用的なアイデアが反映された結果でした。記念日や公式設定を優先するのではなく、あくまで「誰でも簡単に描ける楽しさ」を最優先に設計された点こそ、この絵描き歌が半世紀近く色褪せない最大の理由です。
【プロ直伝の書き方】「植木鉢」で失敗しない!劇的に似せる3つのコツ
絵描き歌の通りに描いているはずなのに、「なぜかドラえもんが横に潰れる」「偽物っぽくなってしまう」という失敗は定番の悩みです。上手に仕上げるための実践的なコツを整理しました。
1. 「まる書いてちょん」の間隔を広げすぎない
最初の黒目は、思っている以上に中央へ寄せて描くのがポイントです。離れ目にしてしまうと、後の工程で鈴や首輪を収めるスペースが狭くなり、全体のプロポーションが破綻しやすくなります。
2. 「植木鉢」の横線は控えめにする
最大の難所とされるのが「植木鉢〜植木鉢〜」のフレーズです。この横線を勢い余って長く引きすぎると、ドラえもんの口が異様に巨大化してしまいます。次の「六月六日」のカーブが無理なく外側を通れるよう、鉢の幅は目の幅の1.5倍程度に留めておくのが美しく仕上げる秘訣です。
3. 「三角定規」は小ぶりに配置する
仕上げの「三角定規にヒゲつけたら」の部分では、首輪の鈴と首元をコンパクトに描くことで、顔の丸みが強調されて劇的にクオリティが向上します。
【動画で話題】SNSや配信で再燃する「令和の絵描き歌」ムーブメント
近年、YouTubeの公式チャンネル「ドラえもんチャンネル」や各種SNSでは、公式による作画レクチャー動画や著名クリエイターによる再現動画が定期的に話題を集めています。倍速やショート動画全盛の現代において、1分弱で完結する絵描き歌は極めて相性が良く、ショート動画プラットフォームでも手軽なチャレンジ企画として親しまれています。
親世代が大山版の思い出を語り、子ども世代がわさび版のテンポで楽しそうにお絵描きに挑戦する様子は、まさに世代間コミュニケーションの架け橋です。デジタル端末でお絵描きアプリを使いながら、昭和生まれの歌に合わせてスタイラスペンを走らせる令和キッズの姿は、このコンテンツが持つ不変の強さを象徴しています。
【ドラえもんの絵描き歌】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ドラえもんの絵描き歌にはドラミちゃん版もありますか?
A1:はい、存在します。『ドラミちゃんのえかきうた』(歌:よこざわけい子)やリニューアル後の千秋さんによるバージョンがあり、リボンやポケットのチェック柄など、ドラミちゃん特有の可愛らしいパーツを楽しく描ける構成になっています。
Q2:公式の絵描き歌動画はどこで視聴できますか?
A2:テレビ朝日の公式配信プラットフォームや、YouTubeのドラえもん公式チャンネルなどで定期的に公開・配信されています。アニメ本編のミニコーナーや知育系DVDなどにも収録されています。
Q3:歌詞に登場する「三角定規」は何を表現しているのですか?
A3:ドラえもんの首元にある赤い首輪と、そこから下がる黄色い鈴(または首元の切り返しライン)を象徴的に描くための見立てです。単純な幾何学図形を組み合わせることで、子どもでも迷わず描けるよう工夫されています。
まとめ:時代をつなぎ未来へ受け継がれる国民的メロディ
「まる書いてちょん」という極めて簡潔なワンフレーズからスタートしたドラえもんの絵描き歌。その背景には、楠部工氏や菊池俊輔氏といった昭和の名クリエイターたちが込めた「子どもたちに描く喜びを届けたい」という純粋な創作スピリットが宿っていました。
大山のぶ代さんのぬくもりある声から水田わさびさんの躍動感ある表現へと受け継がれ、アレンジや演出が時代に合わせて進化しても、紙とペンさえあれば誰もが笑顔になれる本質は変わりません。久しぶりにペンを手に取り、童心に帰ってあの懐かしい歌を口ずさみながら、白い紙の上にドラえもんを描いてみてはいかがでしょうか。 (出典: ドラえもん 絵描き 歌(Yahoo!ニュース))